数年前にドスパラで買ったノートパソコンですが、
現役でWindows 7に入れ替えて使っていますが、
せっかくなのでWindows XP Modeが使いたいなと思ったのですが、
デフォルトのままでは動作させられませんでした。
Windows7でWindows XP Modeを使うにはIntel VTに対応してる必要があって、
CPU自体はCore2Duo T7200は大丈夫なのですが、
Compal EL80のPhoenix BIOSがそのままでは対応できないのです。
ここ3日くらい試行錯誤の結果、
無事Windows XP Modeを実行することに成功したので
書き残しておきます。
試す場合は自己責任でお願いしますね。
まず参考にしたURLをのっけておきます。(本文中には詳細は書かないので)
Hardware Virtualization on
HEL80/81
http://forum.notebookreview.com/showthread.php?t=237988
How to Enable Intel VT and AHCI on a
Napa/Santa Rosa platform Phoenix BIOS Vaio laptop
http://forum.notebookreview.com/showthread.php?t=189228
BIOSがそのままでは対応していないと書きましたが、
対応するようにBIOSの情報を変更してやればいいのです。
BIOS設定画面などではなく、情報自体を書き換えます。
さて必要なものをそろえます。
一番楽な方法だと思われるものを書いておきます。
・HEL80のBIOS:1.23あたりをGoogleで探してください。
・USBメモリ:ブートディスクとして使います
・HP USB Disk Strage Format Tool: Boot可能なUSBメモリの作成に使います。
・bootme:ブートに必要なファイルです。
・symcmos:BIOSの情報の吸出しと書き込みに使います。
・pedit:DOSで使えるエディタです
これら必要なもののBIOS以外は上記URLからダウンロードできます。
手順としては、
1.まずBIOSを1.23にあげて、設定をデフォルトにします。
2.Format Toolとbootmeで、ブート可能なUSBメモリを作成します。
3.その中にsymcmosとpeditを入れておきます。
4.必要であろう値を覚えます。
左側がデフォルト値で右側が変更する値です。
ない場合は追加が必要かもしれません。
(02FD) [0000] —> (02FD) [0001]
(0300) [0000] —> (0300) [0001]
(0321) [0000] —> (0321) [0001]
(0354) [0000] —> (0354) [0001]
5.USBメモリで起動しなおします。
6.”symcmos -v2 -lFilenametxt” を実行します。
これで現在の値がファイル出力されます。
ファイル名はここではFilename.txtとしています。
ちなみに”symcmos -?”でヘルプが出ます。
7.peditを起動して、出力したFilename.txtを書き換えます。
書き換える内容は「4.」の内容です。
*注意*
「4.」のすべてが必要なのかどうかわかっていません。
(0354)だけでいけるかもしれませんし、いけないかもしれません。
検証していませんので注意してください。
8.書き換えが完了したら、”symcmos -v2 -uFilename.txt” で値を書き込みます。
9.PCを再起動して、Windows XP Modeのセットアップが始まるか確認してください。
だいたいこんな感じでいけると思います。
DOS上でpeditを使ってファイル編集したあと、ハングアップしてしまったら
USB起動しなおして「8.」以降を行ってください。
まぁCompal EL80(HEL80)を使ってる人はあんまりいないかもしれませんが。。。
はじめまして。NOBと申します。
記事の通りにドスパラのCHRONOS INをINTEL VT対応に出来ました。
買った時からトラブル続きで、VTの件でもまたかとおもっていましたが、まさかこのような形で対応可能にできるとは思いませんでした。
情報ありがとうございました。
NOBさん
コメントありがとうございます。
実は一回諦めていたのですが、
どうしても必要になったので調べまくった次第です。
お役に立てて何よりです。
ブログに載せたかいがありました。。